こんにちは!10代の小学生・中学生・高校生のための文通サービス「レタコミュ!」です!
今日は今までの季節のあいさつシリーズで培ってきた感覚を元に、手紙の最後に添える「結びのあいさつ」を考えてみたいと思います。
※10代向けのカジュアルな手紙(親しい方への手紙)を想定しています。
①結びのあいさつとは?
まず始めに、そもそも「結びのあいさつ」とは何なのでしょうか。
結びの挨拶とは、「主文」の後に続けて手紙を締めくくるための言葉で、送る相手や手紙の内容によって使い分け簡潔に書き上げることが大切です。
手紙の書き方大事典より
主文というのは、手紙の本文(一番言いたいところ)のことです。その内容を受けて、「シメ」の言葉を添えるイメージになります。
簡単に言えば、「別れのあいさつ」ですね。
「じゃあ、またね!」でもいいですが、もう一言相手を気遣ったり、季節に合わせた言葉を添えてみるとぐっと素敵な雰囲気になるような気がします。
②どんな言葉を添えたいか考えてみよう
ではどんな言葉を添えてみるといいのでしょうか。
- お別れの言葉を添える
- 返事を待っている思いを伝える
- 相手の健康を気遣う
- 相手の今後を祈る
- 季節に合わせた言葉を添える
- 字も下手だし、うまくまとまらなかった旨(乱筆乱文)を謝る など
一般的にはこのようなことを添えますが、あくまで主文を受けての流れになるので、自分の書いた手紙をよく読み返してみることが大事です。(誤字や変なことを書いてないかの確認もできますし^^;)
そして読み返してみて、どんな言葉で締めくくるのがいいのか自分の気持ちを整理してみましょう。
- 返事は別にいらないから、単純に別れのあいさつだけしたい。
- また返事を貰って楽しい話をしたいのか。
- 読んでくれてありがとうという気持ちなのか。
- 季節の変わり目で風邪には気を付けて欲しいのか。
- 新しい生活が始まる相手にエールを送りたいのか。
- とりあえず字が下手なことを謝りたいのか。 などなど
気持ちをまとめたところで、実際に書いてみましょう!
③結びのあいさつの書き方の見本とポイント
では書きたい思いを元に、実際に文字にしていきましょう。
- 別れの言葉を添える
【ポイント】返事を求めていないので、あっさりとしたものでもOK。
・読んでくれてありがとう。バイバイ!
・とても楽しい時間でした。またね!
・また手紙を出すね!さようなら~! - 返事が欲しい思いを伝える
【ポイント】あくまで低姿勢に、返事が欲しい旨を伝える。
・今度は○○ちゃんの好きなものを聞かせて欲しいな!お返事待ってます。
・時間がある時でいいので、お返事くれると嬉しいです。
・次の手紙で、是非○○について教えて下さい!
・よかったら、お返事下さい。待ってます。 - 相手の健康を気遣う
【ポイント】季節に合わせた言葉を用いると、より素敵に!
・最近寒くなってきたけど、風邪にはお互い気を付けようね!
・春は季節の変わり目って言うし、体調管理にはお互い気を付けようね!
・朝も夜も暑いけど、水分しっかりとって元気に夏を乗り越えようね!
・だんだん朝晩が寒くなってきたけど、暖かくして風邪を引かないように過ごしてね!
・勉強や部活で忙しいかもしれないけど、しっかり食べてしっかり寝てね! - 相手の今後を祈る
【ポイント】相手の気持ちに寄り添って、簡潔な言葉で伝える。
・○○ちゃんにとっていい結果になることを祈っています…!
・色々書いたけど、とにかく私はいつだって○○さんを応援しています!
・どんな結果になったって、それが○○さんにとっていい未来になると思っています。
・頑張って、こんなことしか言えないけれど、頑張って下さい!
・新しい学校が、○○さんにとっていい出会いの場所になることを祈っています。
・この1年が○○さんにとって、実り多いものになりますように。 - 季節に合わせた言葉を添える
【ポイント】末尾にくるあいさつなので、話が広がりすぎない話題を選ぶのが◎
冒頭とリンクさせてみるとカッコイイかもしれません。
・次に手紙を出す頃には桜はもう散ってるかな…でも入学式ではきっと満開だね!
・まだまだ暑いけれど、しっかり食べて乗り切ろうね!
・日が短くなってきてきましたが、帰り道には気を付けて下さい!
・寒さが一段と厳しくなってきましたが、初雪という楽しみができましたね。 - 乱筆乱文を誤る
【ポイント】くどくどと書かずシンプルに謝ると◎
・字も下手だし、文章も読みづらくてごめんなさい。
・なかなかうまくまとまらなくて…伝わってくれたら嬉しいです。
・字が下手で読みづらかったらごめんね。
・読みづらくてごめんね。分かりづらい所があったら遠慮なく教えてね!
・言いたいことが色々あってうまくまとまらなかった…ごめんなさい。
④実際に書く上で、大切にしたいこと
色々書きましたが、結びのあいさつはあくまで「あいさつ」。心を込めて書くことが一番です。また、手紙は「書いて伝える」ものなので、シンプルな言葉でも、丁寧な字で書いてみるなどちょっとした工夫で意外と思いは伝わるものです。
そして、相手を思いやり、誠実な気持ちで書く。それだけで結びのあいさつの言葉は自然と出てくる、こともあります(えー!)。
とりあえず、丁寧に、きちんと、自分の書いた手紙と、相手に向き合ってみてください。
きっと素敵な「結びのあいさつ」が書けるはずです。