こんにちは!レタコミュ!18PLUSです。
今日は新シリーズ「手紙を楽しむ」をお送りしたいと思います。
記念すべき第一弾は「筆ペン」。
書きづらそう、緊張する、難しそうなど敬遠しがちの筆ペン。
ご祝儀などの名前書きの時にしか使われず、ペン立てでほこりを被りがちの筆ペン。
そんな「筆ペン」で手紙を書いてみたらどうなるのか、やってみたいと思います。
まず、筆ペンを用意。セリアで見てきました!
初心者なので、とりあえず100均で用意してみようと思い、みんな大好き(私も大好き)セリアで見繕ってきました!その中から、イチオシのペンを決めて、手紙で書いてみたいと思います。まずは買ってきたものをご紹介していきたいと思います♪
①ZEBRA サインペン筆サイン【細字】
書いた瞬間、ペンみたい!と思いましたが、やはり普通のサインペンとは違い、筆のような繊細なはらいや留めが書けます。この細さだと文字が潰れることもなく、便箋の罫線の中に気持ちよく書いていけます。ただ、気を抜いて書くと、繊細なタッチゆけにすごく適当な文字に見えてしまう気が…。きちんと書いたら、その分だけ反応してくれる筆ペンです。
②ZEBRA サインペン筆サイン【中字】
①の筆サインの中字バージョン。細字と中字の比較がしたかったので買ってみました。
ペン先を置いた途端「固っ」と思いましたが、少し力を抜いてみると、筆のようにするすると書けました。ですが、難しい^^;細字と違い手紙に書くと文字が潰れやすく、また留めやはらいを初心者の私ではカッコよく出すことが難しかったです。太さにばらつきも出やすいので、楷書で書くより、草書のイメージでサラサラ~と書くと書きやすい一本だと思います。
③プラチナ万年筆 武田双雲プロデュース 楽々筆ぺん
開けた途端、お!何だこの香りは!と思ってよくよくパッケージを見ると、『墨の香りの顔料「カーボン」インクを使用』とのこと。そして武田双雲先生プロデュースということで期待が高まります。書いてみると、先ほどの②のゼブラの中字と細字の間ぐらいの太さで、筆先が柔らかく軽い感じで書きやすいです。文字が潰れ過ぎず均等な字の太さで書けるのもいい。ただ、手紙の細い罫線の中に書くと潰れやすいかな…。しかしなめらかで初心者でも気軽に「筆」感を楽しめる一本だと思います!
④呉竹 筆携!サインペン/細字
こちらは呉竹の細字筆ぺん。「硬めの芯先」と書いてある通り、確かに固い。一般的なサインペンより硬い感じです。なめらかさがないので筆の楽しみがあんまりないのかなーの思っていたのですが、太さ細さがあんまり出てこないんで思いのほか書きやすい…。さりげなく素敵な雰囲気で書きたい場合にはピッタリの一本です。
⑤サンノート 筆サインペン 細字
便箋に書くのにはやはり細字がいいのではないかということで、もう一本細字を…。これがなかなか暴れん坊な感じで、カスレも出やすいし、強弱もダイレクトに出やすく、筆のなめらかさは他のものに正直言って劣るのですが、この不安定な感じが何とも筆っぽい。。手のかかる子の方が可愛いという言葉もありますが、なんか気になっちゃってずーと書いてしまう。そんな一本でした。
買ってきた100均筆ぺんを永の字で比較してみました!
羅列しているだけではなかなか決め手に欠けると思い、小学校の時に習った「トメ・ハネ・ハライ」がすべて入っているという永の字で一覧比較してみました。(写真の色が気持ち悪いのはご了承下さい…)
一番美しくかけたのが、②のゼブラ中字。筆らしい感じが一番よく出ています。ですが、太い…。この字の太さのまま手紙を書き続けるのはしんどい気がします^^:。
一方、やはり不安定さが否めない⑤のサンノート細字、④もやや不安定な感じが出ている気がするので、初心者には不向きなのかなあと。
レタコミュ!18PLUS的におススメなのはZEBRA細字!!にします!
そうなると、①のゼブラ細字か、③のプラチナ楽々。楽々もやや太目で、筆に柔らかさがあり太目に出やすいので、細目で安定した字がかける①のゼブラ細字を勝手ながらレタコミュ!的にイチオシとしたいと思います!
では、「ZEBRA筆サイン細字」で書いていきたいと思います!
まず筆ぺんで何度も書いていると分かってきたことがあります。それは…「筆は立てて書いた方がいい!」(当たり前か)。寝かして書くと、何となく潰れたような、メリハリのない字に仕上がるというか…。そこを心がけて書いてみるだけで随分違った印象になるし、なにより書きやすい気がします。
あれ、大して違わないか^^;でも永の字がキリっとした感じになっています。
立てて書いたらスラスラと伸びやかな感じで書ける気がします。ペンとは違う持ち方なので最初は慣れないですが、大丈夫、すぐに慣れます(雑)。むしろ立てて書いた方が買いやすいぐらいの感じになってきます。ただ、見て頂くと分かるようにひらがなはまだしも漢字がペン書きのクセ?みたいのが出て、イマイチ格好悪い…。さてどうしようかと考えて、100均(ダイソー)でこんなの見つけてきました。
100均のペン字練習でどこまで上達するのか!?
購入してきたのはこちら「ペン字練習帳基礎編」(ダイソーの商品です)。「とっても簡単!」「美文字が書ける」とあり、期待が高まります。
とりあえず小一時間ほど、無心になってひらがなと漢字を練習し続けた結果…。
画像汚くて、しかもAfterの方の下の方が切れてしまいすみません。。
そして皆さんまずお気づきでしょうか。そう、文字太くなってますよね!?
それは、練習し続けた結果、ペン先がふとした瞬間に緩くなり、このような細字なのに中字レベルまで太くなってしまいました・・・涙。ここが100円の限界かと思いながらも、書き続けた結果、明らかに文字がしっかりとし、バランスもよくなり、かなり上達したと思いませんか?!(自画自賛?)
文字は練習すれば必ずうまくなる!
著作権の関係もあるので詳しくは書けませんが、練習帳には文字を書く上でのポイントが書いてあります。それを心がけるだけで、随分と文字は違う印象に変わっていくことを実感…。ちょっとした留めやハネ、線や点の間隔、文字のバランスなど、ほんとささいなことを気にするだけで、本当に変わりました。
ひらがなも、最初は別にそう変じゃないと思ったのですが、練習してみると、文字のつくり一つ一つに気を配って書くようになり、見違えるレベルできれいなひらがなが書けたように思います。
・ペン字練習帳は100均でも十分ですが…書き順が書いてないのがネック
ペン字練習帳をやってみて一つ気付いたのですが、書き順って意外と間違えていることが多い!ということです。筆者の場合、手へんや衣へんの書き順が違っててびっくりしました。小学校の時、漢字に厳しい先生にあたって、書き順はしっかりやったはずなのに…^^;
ですが、この練習帳、漢字も「へん」や「つくり」の書き順は書いてありますが、漢字全体、そしてひらがなも書き順が書いてありません。やはり綺麗な字を書くには書き順は大切になってくるので、文字にはある程度自身がある方が練習するのにいいのかなあと思いました。
今回挑戦した「基礎編」の次に「実践編」というシリーズがあるらしいのですが、そこでは筆ぺんでの書き方もあるらしいので、次回(があれば)チャレンジしてみたいと思います。
文字を書くことは、日本人の誇りを思い出させてくれました。
文字を書くと、心が落ち着いてきてきます。そして無心になったり色々なことを考えを巡らせてみたりと、パソコンで打つのとは全く違う感覚になっていきます。
また、どういう意図でこの文字を作ったのかなあとか、考えながら書くだけで面白かったです。自分が日本で生まれて、いつの間にか習得した文字ですが、この文字を作ったりした人がいて、それが長い年月とともに受け継がれているのかと思うと…妙に壮大な気持ちになって、こんな複雑で、やわらかい言葉をかける自分自身が、誇りにすら思えてきました。
今回筆ぺんを使いこなしたいという思いでやり始めた「美文字」練習ですが、是非継続してやっていきたいものになりました。皆さんもぜひお時間あれば挑戦してみて下さいね!